WAY TO PROCEED

講義の進め方

SACSの講義は知識のインプットに留まりません。学びや気付きを実務や生活に活かすための思考力を鍛えるディスカッション中心のスタイルで進みます。受講生は事前学習(予習)として、講義範囲に対する課題をベースに、自身の考えや意見を準備し、ディスカッションに臨む形式となります。ベースとなる書籍の深い理解から実際のビジネス環境を意識し、仮想的に応用することを繰り返すことで自身の中に思考力を浸透させていきます。
SACSでは知識やフレームワーク等のテクニックを記憶したかどうかという点には重きを置きません。受講生は正解を与えられる訳ではなく、自らの気付きを獲得し、自分なりの哲学を構築していけるよう指導をしていきます。

また、SACSの学習サイクルである事前学習とディスカッションの反復効果により、常に思考することが習慣となり、納得できるまで思考を止めないコンサルタントとしての姿勢が身に付いていきます。
さらに、物事を客観的かつ正確に読み解き、本質を理解する能力や、自己主張の論理性や情報の妥当性への検証力など、様々な角度から分析する力が養われていきます。
ディスカッションでは、時には、自らの主張を批判的に分析し、時には、自らの主張の強調しつつ、異なる価値観を尊重しながら議論を交わすことで、開かれた柔軟な価値観を養い、協調性と自主性・主体性・チャレンジ精神を養っていきます。

SACS学習サイクル

SACS学習サイクル イメージ

ASSESSMENT

評価方法

SACSでは「先進的な思考」を独自の方法で評価し、見える化します。
さらに、受講者の潜在能力を可視化し、受講生の可能性を引き出します。

評価方法について

3つの能力に着目しそれぞれの領域毎に細分化された能力指標で毎講義ごとに講師が能力評価を実施します。
評価項目は毎講義ごとに習得すべきポイントにフォーカスを当てた項目となります。
※各講義毎に評価項目は異なっています。右図は一例。
評価は毎回レポートとして可視化し、過去の評価と見比べることが出来ます。「成長度合い」「強み」「弱み」を把握した講師が受講者の更なるポテンシャルを引き出す指導やアドバイスを行っていきます。

また、評価は数値として積み上がっていき、卒業時の総合評価に繋がります。
これは、卒業時の獲得能力をはかるものであり、その後の自身のキャリア形成の目安として貰うためのものです。
また、SACSすべてのコースに共通することですが、卒業が終わりではなく、そこからがスタートであると我々は考えます。
卒業後にも引き続き自身に磨きを掛けていく努力は必要であり、「強み」「弱み」「適正」を理解し、必要なスキルや知識をアドオンしていくための一つの指標として利用して頂けます。

VOICE

SACSの受講者の声

経営者(現経営者、SACS受講当時は部長職 46才)

SACS受講以前の私は、管理職者としてマネジメントを行ってはいましたが、今考えると、それはマネジメントではなくただの管理でしかありませんでした。
管理職者として「数字」や「利益」を妄信し、それを達成することが全てでした。
しかも、どちらかというと「精神論」に支配され、「論理的思考」や「戦略的視点」に欠けた決断や指示命令を下していたため、高い成果も上げる事が出来ずにいました。

そんな時にSACSの話を聞き、SACSに参加し学ぶこととなりました。
学び始めた当初は全く理解が出来ず、非常に苦労したことを覚えています。
しかし、徐々に意識が変わり、「物事の本質」や「自身の認識範囲の外にある可能性」、「人が持つポテンシャル」等に目を向ける事が出来るようになっていきました。
その過程で、社会や顧客、部下、ビジネスパートナーとの向き合い方が変化し、一管理職ではなく経営者やコンサルタントとして活動していきたいという想いが強くなって行きました。
その観点からするとSACSが今の私の原点であり、経営者として、コンサルタントとしてのスタートラインであったと感じています。

SACSにより得た、常に考え、貪欲に学習し、自身を高めていくという自己学習習慣と私に関わる全ての方々に対する責任として何を返す事が最も重要なのかを常に意識しながら、経営者として、コンサルタントとしての更なる高みを今後も目指していきたいと考えています。

システムエンジニア (プロジェクトマネージャー 30歳 )

仕事に対する考え方について、自身の視点に加え、別角度からの視点が身につきました。
上司から与えられた仕事を単にこなす日々でしたが、SACSを受講したことで自身の参加するプロジェクトの目的や意義を考えるようになり、会社の事業目標がどのように反映されているのかといった思考が生まれました。
そこから、自身の仕事が会社の事業目標の達成だけでなく、社会への貢献を体現している仕事なのだと気付くことが出来るようになりました。
今まで何のためかも考えず、受け身の姿勢で業務を行っていましたが、今では自身の仕事に責任感や使命感、誇りを持って取り組めるようになりました。

★上司の声

業務を依頼した際に、以前より本質的な質問や提案が明確に多くなりました。
「この作業の目的は何か?」「目的達成のための最短プロセスは本当にこの方法なのか?」などを自分で考えているからこその質問や提案が増えたと感じています。
また、本人の仕事や会社、社会への理解が深まったことで後輩への指導も主体的で積極的なものとなりました。
仕事に責任を持って取り組んでいる姿勢が見られるので、今後はプロジェクトを統率する仕事も任せていきたいと思っています。

営業(主任 40才)

「お客様にとって本当の価値は何か?」ということを常に考えながら提案するようになりました。
ただ単に自社の商材を説明し、定型的な提案するのではなく、お客様にとってこの提案内容は本当の意味で充足感を得る事ができるのか、さらには、購入後の「未来のお客様の価値」を考えるようになりました。
顧客価値を基準に考え、新しい商材の使い方や自社の商材と他社の商材を組み合わせた新しいサービスの提案など、今までにはなかった新しい提案が出来るようになりました。

★上司の声

人の話をよく聞くようになったと感じます。同時に常に考えるようにもなったと感じています。
対立する意見でもまずは受入れ、それをブラッシュアップする形での建設的な意見を発言している場面が非常に多くなり、そこが一番変わったなと感じています。
また、新しいターゲット層への商品提案や難しい商材のマーケティング等にも挑戦するようになりました。
今はその発想力や推進力が社内で認められ、次の人事で新規事業立ち上げ部署に異動することが決定していますね。

管理職(新任部長 48才)

あらゆる事象に疑問を持ち、本質を捉えようとする思考癖が身についたのではないかと感じています。
仕事だけでなく私生活においても、これまで当たり前と感じていた現象や習慣に疑問を持つようになりました。
意識していなかった物事や誰かが話す単語の1つ1つに着目し、なぜ?どうして?と問いかける癖がついたことは私にとって非常に大きな変化であると感じています。
そういった思考を繰り返す事で、自分の行動に対しても「なぜその選択をするのか」という疑問に明確な答えや信念を持つことが出来るようになり、部下やお客様に対しても自信を持って、自分の方針を語ることが出来るようになりました。

★上司の声

書籍や世界情勢、経済情勢、政治に対する持論などの話題が増えたように感じます。
きっと読書量が増え、様々な情報ソースを収集し、持論として組み上げる努力を日々行っているのだと思います。
マネジメントとしての意識が芽生え、自分の責任とは何かを常に考え、足りない知識を学びたいという気持ち形になっているのだろうと考えています。
まだ部長としての経験は浅いですが、彼のような姿勢は我々も学ぶべきところも多くあると感じています。
会社運営をする上で起き得る様々な問題には彼のような思考や姿勢で取り組まねば、問題の根底にあるものは解決できないでしょう。
部長に昇進してすぐの時は、多くを悩み、ある種臆病にもなっていた時期もありましたが、また一つ自分の殻を破ったように感じています。